●2002年頃、マニア倶楽部に連載した縛り方教室「縄愛術」がかなり好評でした。幾人かの方々からも感謝され、軽い気持ちで始めた連載が、実は多くの人が切望していたものだと気が付きました。これは実践する人がかなり多くなったためだと思われます。プレイ派が増えるというのは、とても嬉しい現象ではないでしょうか?
 マニア倶楽部の連載では細かいカット割りで縛り方の行程をお見せしましたが、やはり誌面での展開には限度がありました。果たして本当に分かるのだろうかと疑問を感じながら進めていた面もあります。やはり動画のほうが適しています。
 そこで満を持して縛り方教室の動画の製作の運びとなりました。もっとも注意したのは、とにかく分かりやすさです。初めて縛る人でもこのDVDを傍らで再生しながら縄を手にすれば、きちんとした縛りを完成させることができる。その点に細心の注意を払いました。中でレクチャーする行程を忠実に辿れば、誰でもSM雑誌の誌面を飾るものと同じ緊縛が展開できれば素晴らしいと思います。もちろん女性や縛り手が違うので忠実な再現は無理ですが……。
 中で示す縛りは、基本にしろ展開にしろ、あくまで指針です。素早く縛りたいのならば、一部を省略しつつ進めることで時間を稼げるでしょうし、より美を追求するなら結び目一つ一つにより神経を凝らせばもっとよいものになると思います。基本的な縛りを体で覚えれば、自分なりのオリジナリティや展開が見えてくるはずです。そのためには基本を幾度となく、実践する必要があるでしょう。
 このDVDは、一般のSMビデオのように興奮する要素はほとんどありません。下半身の下着を脱ぐこともありませんし、モデルの女の子が喘ぐこともありません。縛り方をマスターしたい実践派のために製作したマニュアルDVDです。

麻来雅人

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■縄と縛りに親しむために知っておかなければいけない基本的な事項があります。これを疎かにするとどんな高等な縛りも台無しになってしまいます。まずはこの基本的な事項をマスターしましょう。特に難しい事ではなくほんの小さな留意点です。その上で初心者でも簡単にできる後手縛りを覚えましょう。
 一口に後手縛りと行ってもその応用展開は幾種類もあります。ひとつの縛り方を覚え何度も反復練習するうちに、きっと違う後手があることに気がつくでしょう。また最初はユルユルな縛りでも最後にはきつくもなく緩くもない縛り加減を体得する事ができるでしょう。その加減はやはり場数を踏む事で調整できるようになるものです。
 本篇ではこの基本的な後手縛りに加え、縄尻の飛ばし方と股縄の施し方を解説しています。縄が最低二本から四本で展開できSMプレイで十分役に立つ縛りです。縛りの経験のある方でもご覧になっておくときっと役に立つでしょう。もちろん縛り初挑戦の方は是非繰り返してご覧下さい。

chapter-1 : 縛り方の注意点
人を縛る上でもっとも重要で基本的な縄の扱い方をレクチャーします。縛りを体得する上で必要な第一歩です。
chapter-2 : 後手縛り
二本の麻縄を利用して手を拘束し自由を奪います。
使用頻度がもっとも多い「後手縛り」を完璧に覚えましょう。
chapter-3 : 縄尻
後手縛りは転倒の危険があります。
怪我をさせないためにそして吊りへの布石に縄尻の飛ばし方を覚えましょう。
chapter-4 : 股縄
股縄は緊縛マニア必修項目です。
羞らいや痛苦そして快感を与えるために基本的な股縄の絞め方を学習します。

 





 

■実際のSMプレイに於いて両手をふさいでしまうと何かと不便なことが生じます。また相手が初心者の場合、両手を縛めると恐怖感を持ってしまう事もあります。妖しい緊縛の世界に誘うためにまずは縄に親しんでもらう事が大切です。
 菱縄は見た目の複雑さの割に簡単にできて拘束感も十分与える事ができる縛りです。また両手を別に縛れるので、手が痺れたら手だけ解いてプレイを続けるという事ができます。上達するほどに使わなくなる菱縄ですが、避けて通る事ができないテクニックのひとつです。ましてや露出要素の多いプレイに向いているだけに実践派の方々は利用する機会が多いかもしれません。
 本篇では、菱縄を上半身用下半身用に分けて解説します。この両者を同時に施せばもちろん素晴らしい全身菱縄になりますし、更に両手の縛りを加えれば複雑な縛りを行えます。それも三本の縄があれば十分に縛められます。
 また愛用の縄を育むために必要な正しい縄の作り方も解説。女の情念を啜って育つ魔性の麻縄を是非あなたの手で作り出してください。

chapter-1 : 麻来流菱縄・上半身
俗に亀甲縛りと呼ばれている縛りのほとんどがこの菱縄です。両手を拘束せず、緊縛感を与えるのに適しています。 初心者M女性に向いていると言えるでしょう。延腕後手縛りなどと一緒に行えばさらに拘束感が増します。
chapter-2 : 麻来流菱縄・下半身
前作で紹介した股縄は基本的な一本で股間を戒める縛りでしたが、こちらは腰全体を拘束します。 上半身用の菱縄に併せた縛りですが、後手縛りとの相性もいいです。
chapter-3 : 延腕後手縛り
長時間の縛りには適していませんが、決まると綺麗な姿が現れるのが延腕後手縛りです。緊縛マニアであるならば是非覚えなくてはいけない縛りの一つです。
chapter-4 : 延腕前手縛り
延腕後手縛りの応用形です。体の正面で腕を延ばして縛りますので、多少手の自由があります。ご主人様への奉仕などに適しています。
chapter-5 : 正しい縄のつくり方
出来合いの縄を購入するのも良いですが、ロールで購入し自分で加工するのも縛りの醍醐味の一つです。好みの固さしなやかさを作るために縄の加工方法を覚えましょう。
 

 

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